クラウディオ・アラウ ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番”皇帝”

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こんにちは、
ともやんです。

 

音楽家の中で大器晩成という言葉は、アラウのためのある言葉です。

以下、タワーレコード・オンラインショップにアップされているアラウのプロフィールです。

 

ピアニスト。1903年チリ生まれ。91年没。神童として知られ、8歳でベルリンのシュテルン音楽院に留学。ドイツ音楽の権威、リストの弟子のマルティン・クラウゼに師事。正統的なドイツ音楽の継承者として名声を高めた。特にベートーヴェンの権威として、ソナタ全曲の彼の校訂版が、ペータースから出版されているほどだ。しかし、リストやショパン、ドビュッシーなどそのレパートリーは広い。来日も多く65年から6回に及んでいる。

 

コリン・デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデンと組んだベートーヴェンのピアノ協奏曲は、その泰然とした風格と味わい豊か演奏は、素晴らしいものです。

ぜひ聴いて欲しい名盤です。

 

クラウディオ・アラウ ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番"皇帝"

 

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 「皇帝」 Op. 73
Piano Concerto No. 5 in E-Flat Major, Op. 73, "Emperor"

1.(21:13) I. Allegro
2.(08:27) II. Adagio un poco moto -
3.(11:06) III. Rondo: Allegro
total(40:46)

 

クラウディオ・アラウ - Claudio Arrau (ピアノ)
シュターツカペレ・ドレスデン - Dresden Staatskapelle
コリン・デイヴィス - Colin Davis (指揮)
録音: November 1984, Lukaskirche, Dresden, Germany

 

クラウディオ・アラウ & シュターツカペレ・ドレスデン & サー・コリン・デイヴィス

 

生誕110年記念盤。アラウ81歳から84歳にかけての録音です。技術的な衰えが気になる訳ではなく、むしろ年輪を重ねた末に生まれた前人未踏の境地を開いた名演奏として、発売以来親しまれてきた名盤の復活です。

これまで3-5番に関しては国内盤含め何度か再発売を繰り返してきたものの、1&2番は久しぶりの再発。ようやくまとめて聴くことができます。

アラウにはこの盤を含め3種の全曲録音があり、そのいずれもが評価を受けていますが、最後のこの録音では堂々としていて風格を存分に感じさせる演奏が披露されており、聴く者を圧倒する出来となっています。

落ち着いたテンポと確実なタッチ、そして共演のC.デイヴィス&SKDの、重厚でありながらもポイントを見事に押さえた素晴らしい響きにより、トータル・バランスとしても歴史に残る名演を両者は繰り広げています。

 

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ともやん

ともやん

小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏の指揮姿に魅了されてから、クラシック音楽に興味をもち、今日まで生きてきました。 現在、LP、CD、カセットテープも含めて約1000件以上を所有しています。 毎日数枚ずつ視聴しながらブログを運営しています。 好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、マーラーから武満徹、伊福部昭。 このブログでは、サブスクで楽しむことが出来るオーケストラ曲の名演、迷演、珍演をご案内して行きたいと思います。 お付き合いのほど、よろしくお願いします。 1957年富山市生まれ、横浜市在住。