こんにちは、
ともやんです。
フルトヴェングラーは、1945年1月に崩壊直前のナチス政権から辛くもスイスに逃れることができました。
しかし、その後戦争犯罪の容疑で約2年間の演奏活動が禁止されました。
そして連合軍側の裁判で無罪となり、2年以上経ってベルリンの聴衆の前に現れたのが1947年5月25日でした。
その復帰コンサートで演奏されたのが、オール・ベートーヴェンで、エグモント序曲、交響曲第6番"田園"そして第5番"運命"だったのです。
資料によるとチケットは瞬く間に売れ切れて、当日は聴衆の興奮で埋め尽くされたそうです。
RIASに眠っていたオリジナルテープから細心のマスタリングで、今よみがえる真実のフルトヴェングラーということで、これは歴史的録音の素晴らしい音質で聴くことが出来るものです。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, "Pastoral"
1.(11:05) I. Awakening of Cheerful Feelings Upon Arrival in the Country: Allegro ma non troppo
2.(12:25) II. Scene by the Brook: Andante molto mosso
3.(05:33) III. Merry Gathering of Country Folk: Allegro
4.(04:05) IV. Thunderstorm: Allegro
5.(08:42) V. Shepherd's Song: Happy and Thankful Feelings after the Storm: Allegretto
total(41:50)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー - Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 25 May 1947, Berlin, Germany
ともやん
小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏の指揮姿に魅了されてから、クラシック音楽に興味をもち、今日まで生きてきました。 現在、LP、CD、カセットテープも含めて約1000件以上を所有しています。 毎日数枚ずつ視聴しながらブログを運営しています。 好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、マーラーから武満徹、伊福部昭。 このブログでは、サブスクで楽しむことが出来るオーケストラ曲の名演、迷演、珍演をご案内して行きたいと思います。 お付き合いのほど、よろしくお願いします。 1957年富山市生まれ、横浜市在住。