ホルスト・シュタイン ブルックナー交響曲第2番&第6番

目安時間 5分
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

 

突き出たおでこが印象的な指揮者ホルスト・シュタイン。
1928年5月2日、クナッパーツブッシュやヴァントと同郷のヴッパタールの生まれ。

 

フランクフルトとケルンの音楽院で学び、52年から55年に掛けてクナッパーツブッシュとカイルベルトのアシスタントを務めました。

 

その後指揮活動を始め、劇場で研鑽を積んだ実録がものをいい、その斎野が認められるや東ドイツのベルリン歌劇場、ハンブルク、マンハイムそしてウィーン国立歌劇場で実績を積んで行きました。

 

80年から85年までスイス・ロマンド管の音楽監督を務め、85年から96年までバンベルク交響楽団の首席指揮者になり全盛期を作り出しました。

 

73年に初来日し、75年よりNHK交響楽団の名誉指揮者となりました。

2008年7月27日に80歳で死去。今日が命日です。

 

ホルスト・シュタインの名盤

 

ホルスト・シュタインの名盤というとピアニストのグルダと組んだ、ベートーヴェンのピアノ協奏曲が思い浮かびます。

 

シュタインは、同じドイツのヨッフム、ケンペ、シュミット=イッセルシュテット、カイルベルトのように堅実で質実剛健な音楽を聴かせてくれます。

 

しかし一方、ウィーンフィルと相性が良かったようで、優美さと軽やかさも兼ね備えていたように演奏を聴いて感じます。

 

例えば、第2番の第2楽章の美しさ。ウィーンフィルの弦の美しさを最大限に活かしています。次の第3楽章の引き締まった軽やかさも思わずワクワクさせてくれる内容です。

 

そういう意味では、初期の交響曲を連想させる第6番は、より燃焼度の高い演奏と感じました。

ぜひ、じっくり聴いてほしい指揮者です。

 

ホルスト・シュタイン ブルックナー交響曲第2番&第6番

 

アントン・ブルックナー - Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第2番 ハ短調 WAB 102 (1877年稿・ノヴァーク版)
Symphony No. 2 in C Minor, WAB 102 (1877 version, ed. R. Haas)

 

1.(18:00) I. Allegro: Ziemlich schnell
2.(16:25) II. Andante: Feierlich, etwas bewegt
3.(06:13) III. Scherzo: Schnell
4.(16:39) IV. Finale: Mehr schnell
total(57:17)

 

--------------------------

 

交響曲第6番 イ長調 WAB 106 (1881年稿・ハース版)
Symphony No. 6 in A Major, WAB 106 (1881 version, ed. R. Haas)

 

5.(15:56) I. Maestoso
6.(16:10) II. Adagio. Sehr feierlich
7.(08:02) III. Scherzo - Trio
8.(13:40) IV. Finale
total(53:48)

 

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
ホルスト・シュタイン - Horst Stein (指揮)

 

 

ブルックナー 交響曲全集(ウィーン・フィル/アバド/ベーム/マゼール/メータ/ショルティ/シュタイン)

この記事に関連する記事一覧

ともやん

ともやん

小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏の指揮姿に魅了されてから、クラシック音楽に興味をもち、今日まで生きてきました。 現在、LP、CD、カセットテープも含めて約1000件以上を所有しています。 毎日数枚ずつ視聴しながらブログを運営しています。 好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、マーラーから武満徹、伊福部昭。 このブログでは、サブスクで楽しむことが出来るオーケストラ曲の名演、迷演、珍演をご案内して行きたいと思います。 お付き合いのほど、よろしくお願いします。 1957年富山市生まれ、横浜市在住。