ラトル シューベルト ザ・グレート

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こんにちは、
ともやんです。

 

サイモン・ラトルと言えば、アバドの後任としてベルリン・フィルの首席指揮者を務め、退任後は、ロンドン響の首席に就任、また昨年来年から5シーズン限定でバイエルン放送響の首席指揮者に就任すると発表がありました。

 

指揮者として円熟期にまさに世界最高クラスのオーケストラの指揮者を務めるという、まさに現代の第一人者です。

 

さて、だから彼の創り出す音楽が好きかというと、個人的にはうーん、と返答に困ってしまいます。

 

彼の演奏はオーケストラの実力もあり素晴らしいです。
しかし、どうもその解釈に疑問を持つことも多いのです。

 

サイモン・ラトルとの出会いと個人的感想

 

サイモン・ラトルの名前は80年代から知っていました。
なんと言ってもイギリスの地方都市のオーケストラにしか過ぎなかったバーミンガム市交響楽団を世界的なオケに育て上げたのです。

 

ラトルが首席指揮者に就任したのが、1980年ですからまだ25歳の若さでした。
それから10数年かけて世界的なオケにしたのです。

 

僕はその頃ラトルのLPを買って、ブラームスのピアノ四重奏曲の管弦楽版だったのですが、その素晴らしさをこれは凄い若手が出てきたと感動したことを鮮明に憶えています。

 

年齢も近いことがあって、これは将来凄い指揮者になるぞと思ったものです。

実際、ウィーン・フィルとベートーヴェンの交響曲全集を録音したり、アバドの後任としてベルリン・フィルの首席指揮者に就任したりしました。

 

しかしなんというか芸風が軽いんですね。軽やかなのはいいのですが、軽いんです。
刺激的や斬新的なところも随所に見られるのですが、それとも僕が聴いた録音がたまたまそのだったのか、なんか特別ことをしてやろう的な部分が感じてしまいます。

 

だから音楽が自然に流れないんですね。

 

今回聴いたシューベルトの「ザ・グレート」も第2楽章の美しさ、終楽章のティンパニの強打など、おっ!!と思わせる部分は確かにありますが、全体的に滔々と流れないところがちょっと頂けないな、と感じてしまいました。

 

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ラトル ベルリンフィル シューベルト ザ・グレート

 

フランツ・シューベルト - Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第9番 ハ長調 「ザ・グレート」 D. 944
Symphony No. 9 in C Major, D. 944, "Great"

 

1.(16:48) I. Andante - Allegro ma non troppo
2.(16:26) II. Andante con moto
3.(12:13) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(12:15) IV. Allegro vivace
total(57:42)

 

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - Berlin Philharmonic Orchestra
サイモン・ラトル - Simon Rattle (指揮)
録音:2005年6月

 

シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」(ベルリン・フィル/ラトル)

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ともやん

ともやん

小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏の指揮姿に魅了されてから、クラシック音楽に興味をもち、今日まで生きてきました。 現在、LP、CD、カセットテープも含めて約1000件以上を所有しています。 毎日数枚ずつ視聴しながらブログを運営しています。 好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、マーラーから武満徹、伊福部昭。 このブログでは、サブスクで楽しむことが出来るオーケストラ曲の名演、迷演、珍演をご案内して行きたいと思います。 お付き合いのほど、よろしくお願いします。 1957年富山市生まれ、横浜市在住。