こんにちは、
ともやんです。
ドヴォルザークの交響曲は、交響曲第9番「新世界より」が最も有名ですが、
個人的には交響曲第8番が大好きです。
交響曲第8番は当初「イギリス」というタイトルでLPレコードなどに表記されていた時代がありました。
しかし近年この表記が消えてしまったようですね。
調べてみると、音楽出版社との契約上の問題から「イギリス」というタイトルが付けられ、ドヴォルザークは契約を破棄してロンドンのノヴェロから作品を出版することになったからのようです。
僕の敬愛するクラシック音楽の評論家故宇野功芳氏は、このドヴォルザークの交響曲第8番で意外な指揮者の録音を推薦しています。
それはクラウディオ・アバドと小澤征爾だからです。
普段の宇野氏は、この二人の評価はそれほど高くありません。
でもこの作品においては高く評価しています。
アバドの演奏は、陰影の濃いもので普段のアバドが大人しいのが残念です。
ぜひ、アバドの演奏を録音を聴いてほしいです。
アントニン・ドヴォルザーク - Antonin Dvorak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163
5.(10:26) I. Allegro con brio
6.(10:22) II. Adagio
7.(05:56) III. Allegretto grazioso - Molto vivace
8.(09:50) IV. Allegro ma non troppo
total(36:34)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - Berlin Philharmonic Orchestra
クラウディオ・アバド - Claudio Abbado (指揮)
録音:1993年11月 ベルリン(ライヴ)
ドヴォルザーク:交響曲第8番 他 クラウディオ・アバド 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
イタリアの巨匠アバドが当時音楽監督をつとめていたベルリン・フィルとドヴォルザークのもっとも有名な交響曲のひとつと比較的珍しいレパートリーの組み合わせで、アバドにとっては初のドヴォルザーク録音となりました。
いずれもベルリン・フィルの圧倒的なアンサンブルとアバドの音楽性が見事に合致した名演奏で、ライヴ録音とは思えないほどの完成度を誇ります。民族色というよりは歌心と生命力に満ち溢れた美しい名盤で、共にアバド唯一の録音です。
ともやん
小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏の指揮姿に魅了されてから、クラシック音楽に興味をもち、今日まで生きてきました。 現在、LP、CD、カセットテープも含めて約1000件以上を所有しています。 毎日数枚ずつ視聴しながらブログを運営しています。 好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、マーラーから武満徹、伊福部昭。 このブログでは、サブスクで楽しむことが出来るオーケストラ曲の名演、迷演、珍演をご案内して行きたいと思います。 お付き合いのほど、よろしくお願いします。 1957年富山市生まれ、横浜市在住。